ゲームの感想や紹介をつらつらと

様々なジャンルのゲームの感想や紹介をしていければと思います。

F1 2019 セッティング紹介記事(1) パッド操作向け オーストラリア〜アゼルバイジャン

こんにちは、今回は久しぶりのF1 2019の記事です。パッドでプレイする方向け、初心者向けに自分のセッティングの紹介と、セッティングの決め方について書いていこうと思っています。

セッティング紹介については今回は序盤4戦のオーストラリアからアゼルバイジャンまでとなります。

セッティングの決め方について 

初めてレースゲームをやる方はまずセッティングの決め方がよくわからないという方も多いと思います。これをいじるとどうなるか、というのはゲーム内のセッティング項目に書かれているので詳しくは書きませんが、ここではどういった決め方をしていけばいいかについて書いていきます。(ダウンフォースを強めにするか、少なくするか、など)

1.コース形状から考える

コースの形状からセッティングの方向性を考える、これは一番メインとなる考え方です。例えばオーストラリアは典型的なストップ&ゴーサーキットです。

ストップ&ゴーというのは大雑把に説明すると、ストレート→ビッグブレーキング→ストレート→ビッグブレーキングを繰り返すサーキットです。高速コーナーや中速コーナーが少なく、ストレートと低速コーナーが多くあるサーキットですね、他にはモンツァなどがこれに当たります。

こういったサーキットではダウンフォースを少なくし、直線でのトップスピードを稼ぐのが定石のセッティングとなります。

また、スペインのカタロニアサーキットのようなマシンの総合力を求められるサーキットでは、各マシン、各ドライバーごとにセッティングが変わってくることが多いです。

これは自分たちがどこでタイムを短縮したいかでセッティングの方向性が変わってくるからです。例えばエンジンパワーのあるチームなら、ストレートでさらにタイムを稼ぐためにダウンフォースを少なくしたり、逆にコーナーで少しでも稼ぐためにダウンフォースを付けたいなど、状況によって変わってきます。

2.マシン特性から考える

これはコース形状からセッティングの方向性を考えた後に考えなければならないことです。

前述のカタロニアサーキットで考えてみましょう。フェラーリレッドブルを例に出して考えていきます。この2チームのマシンは戦闘力的にコース上で直接対決することが多いです。しかし2チームのマシンの特性は正反対と言ってもいいくらい違います。まずフェラーリダウンフォースレッドブルに及ばない代わりにエンジンパワーが高いです。レッドブルは逆で、ダウンフォースやメカニカルグリップでは勝るものの、エンジンパワーではフェラーリには及びません。

このサーキットでフェラーリレッドブルはどういったセッティングをとってくるでしょうか。正解はありませんが、多くの場合、フェラーリダウンフォースを多めにしてコーナーでタイムを稼ごうとしてくるでしょう。レッドブルは逆にコーナーで不安定にならない程度にダウンフォースを減らし、ストレートでのトップスピードを上げてくるでしょう。このように自分たちのマシンの長所、短所からセッティングの方向性を考えていきます。

3.自分のドライビングスタイルから考える

上記2つのポイントから大まかなセッティングの方向性が決まったら、あとは自分のドライビングの好みで微調整していきます、パッド操作の場合多くの人が弱アンダー傾向が運転しやすいと思います。

結局のところ全てのコーナーで完璧になるセッティングというものはほとんどの場合ありません。セッティングはどこまで自分が妥協できるかになるので、苦手なコーナーを少しでも走りやすくなるようにするなど、うまく取捨選択をしていきましょう。

ただ走りやすい=タイムが速くなるわけではないので注意しましょう。走りにくいなと感じてもタイムは出ているなんてことも結構あります。

実際にセッティングを決めていく方法

では実際にセッティングをどうやって決めていくかですが、まずはそのままのセッティングで走ってみましょう。デフォルトの中間セッティングですね。

このセッティングで数周走り、次にコース形状によってダウンフォース最大またはトップスピード最大のイニシャルセッティングで走りましょう。ここで中間セッティングとの走りやすさやタイムを比較し、ここから微調整をしていきます。もしこの2つの比較でもあんまり変化を感じない場合最大と中間の間の増大セッティングも試してみましょう。そこから自分で微調整をしていきます。

 基本的にはセッティングの各項目の説明を見て微調整していけばいいと思いますが、数値を少し変えただけでは変化を感じづらいのではじめは結構大胆に変えて大丈夫です。

たまにどういうセッティングをしてもマシンがハマらないなということがあります。実際のレースでも結構あります。いろいろなセッティングを試しても全く良くならない、そういった時は思い切って真逆のセッティングにするのもアリです。最悪タイムは伸びなくても操縦性だけは向上することがあります。

セッティング紹介

ここからは自分のセッティング紹介をしていきますが、あくまで私のセッティングなので人によって走りづらいなんてこともあると思います。あくまで例の1つとして参考にしてください。ちなみに今回は全てレッドブルのマシンでセッティングを決めました。

1.オーストラリア

エアロ

トランス

ミッション

 キャンバー

トー

サスペンション

アンチロールバー

サスペンション高

ブレーキ

タイヤ圧

F:4

R:5

オン:60%

オフ:60%

F:-2.70

R:-1.40

F:0.11

R:0.36

F:5

R:5

F:3

R:3

F:2

R:4

圧:73%

バイアス:61%

F:21.4%

R:19.9%

ストップ&ゴーのサーキットなのでストレート重視でダウンフォースは低めにしました。もっと低くしてもいいのですが、ダウンフォースが低いとその分タイヤの摩耗にも影響してくるのでこの辺りにしました。また、このサーキットではセクター3の高速コーナーをはじめ、中高速コーナーに置かれた縁石に乗り上げるとスピンしやすいのでサスペンションを柔らかめにして縁石での操縦性を確保しています。

2.バーレーン

F:2

R:3

オン:75%

オフ:80%

F:-3.20

R:-1.70

F:0.12

R:0.32

F:3

R:3

F:8

R:8

F:3

R:4

圧:71%

バイアス:62%

F:21.8%

R:20.3%

バーレーンもストップ&ゴーのサーキットでよりストレートがはっきりしているので、ダウンフォースは少なめにしました。ここもセクター2に踏むとマシンのコントロールを失いやすい縁石があるのでサスペンションでバランスをとっています。

セクター2のコーナーは少し犠牲になってしまいますがレースでのタイムの一貫性という点では操縦もしやすくうまくまとまったかなと思います。

3.中国

F:3

R:4

オン:50%

オフ:50%

F:-3.50

R:-2.00

F:0.15

R:0.50

F:10

R:10

F:2

R:2

F:3

R:4

圧:71%

バイアス:62%

F:23.4%

R:21.9%

上海はセクター1と2に低速中速高速コーナーがまとまってあり、セクター3はほぼストレート(メインストレート含む)といった極端なレイアウトです。

そのため、ストレートスピードを向上させつつ、高速コーナーでの安定性のためにサスペンションも硬めにしています。レイアウト的に左側のタイヤに激しい負荷がかかるのでもう少しタイヤに優しいセッティングにしてもいいかもしれません。その点をいじるとしたらサスペンションの硬さかデフ、エアロでバランスをとりましょう。

4.アゼルバイジャン

F:4

R:4

オン:55%

オフ:55%

F:-3.50

R:-2.00

F:0.13

R:0.44

F:3

R:4

F:7

R:7

F:3

R:5

圧:73%

バイアス:65%

F:21.0%

R:19.5%

アゼルバイジャンも極端なストップ&ゴーサーキットの一つで、ダウンフォースはミニマムのセッティングでもいいと思いますが、実際に走るとブレーキが乱れたり、曲がらなすぎて壁に当たったりといったことが多く、非常に運転しづらいので少しダウンフォースをつけ、サスペンションも柔らかくしたのでトラクションや縁石に乗り上げても多少は大丈夫なようにセッティングしています。このセッティングは自分のドライビングスタイルによる妥協で、完全に走りやすさ重視です。もちろんある程度はレイアウトとの天秤によるものですが、このコース自体自分は本当に苦手なので、得意な方はもっとダウンフォース削って大丈夫です。

まとめ

以上で開幕4戦のセッティング紹介とセッティングの決め方について解説してきました。もちろん私のセッティングが正解ではないし、人それぞれ走りやすいと感じるセッティングも違います。また、自分でセッティングを探す楽しみというのもレースゲームならではなので、ぜひ自分だけのセッティングを探して欲しいと思います。

わからないうちは丸パクリでも良いですし、私のセッティングはあくまで参考程度に留めておいてそこからアレンジしていくでもいいと思います。セッティングがピッタリハマった時はすごく嬉しいのでそういう楽しみを見つけていただけたらと。

では次回は5戦目から8戦目のセッティング記事を書こうと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。